搾取されるくらいなら、政治で巻き返せ?

選挙期間中ゆえに、若い人の投票率が低い、とかいう論調の記事を最近よく見ます。

高齢者ほど選挙に行き、政治家は高齢者の方ばかり見て、高齢者に有利な施策ばかり行われて、負担は若い世代に押し付けられる…的な。

もう若くはないですが、ロスジェネ(≒就職氷河期)世代が一人負け組であるとかなんとかいう話も聞きますよね。

その昔、私は「若者が搾取されている」論の急先鋒にいるような人物(論壇ではそこそこ有名)と話す機会があったのですが、「あなたがそこまで世代不公平論を主張するなら、『日本若者党』を組織して政治団体を作って、若者の賛同を集めて政治に打って出て、強欲な高齢者と闘ってみてはどうですか」と聞いたことがあります。

ちなみに共産党とか左派系政党は、もともと階級闘争の流れを汲むものです。階級闘争OKなら世代間闘争だってありなんじゃないかと思うんですよね。そうしないのは、日本にやんわりと儒教文化というか長幼の序みたいなものが影響しているのかと、今でも思います。

ちなみに、既存の世代限定の団体と言えば青年会議所が有名ですが、自民党とズブズブで、しかもどっちかというと青年実業家や名士の卵みたいなの集まりだから論外ですね(余裕ないと、ああいう活動はできませんからね。私が知ってる会議所会員は若手弁護士ですし)。

逆に、ワーキングプア(最近あまり聞かない気が、、、)の若者が集まって、比例区で1議席でも取ったらな、、、と思いますが、本当に、なぜやらないのでしょうか。

まあ、頭を取るカリスマ(世代は上ですが、要は山本太郎的な突撃隊長がいない)がいない、というのが最大の理由でしょうかね。

ちなみに先ほど書いた人物は、私の質問にはゼロ回答でしたが、まあ、政治なんて泥をかぶる仕事をするより、講演とか執筆とかで小金を稼いだ方が割がいい、というオーラが滲み出ていました。

それこそ石丸伸二氏のようなタイプの、天才が現れないかぎり、若者党は実現しなさそうです。

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