斎藤知事、恐れる事なかれ

兵庫県庁で、実名で斎藤知事のパワハラなどをアンケートで告発した人たちが、斎藤氏の再選によって自分たちが報復されるのではないかと戦々恐々としている、などというネット記事を見かけます。私としては、震えていてもしょうがないので、きっちり身を守る努力をするしかないと思っていますが、まず、これまでの状況を整理してみる必要があると思いますね。

すべては程度の問題

そもそも、この夏に話題になっていたパワハラやおねだりというのは、たとえそういう行為が実際あったとしても、それが本当に不適切であるかは、正直に言えば程度問題ではないでしょうか。拙稿を読んでみてください。

名産品のアピールの広告塔として、地元で知名度のある知事を活用すること自体は普通にありですし、上司なのだから部下の至らないところは叱咤するのも当然あることです。結局、やり過ぎがダメなのであって、そこは常識で判断するしかないのです。

分かりやすい話で言えば、報道機関の記者だって、民間企業を取材する中で、本来有料で提供されるべきサービスを無料で体験させてもらうことなんてザラにあります。企業からしたら広告費を掛けずに宣伝できるのだから安いものであり、記者側から利益提供の要求(おねだり)をしたらダメ(→報道機関としての中立性を奪われる癒着行為)という線引きはあるはずです。それと似たようなものじゃないですかね。

この手の話は、当然に尾ひれがつく可能性があります。これまでに起きたことが問題のあるレベルのパワハラだったのか、おねだりだったのかは、残念ながら選挙も終わった今、もはや問題にしにくいと考えるべきで、これから起きることを議論したほうが建設的でしょう。

これから職員はどう身を守ればいいか

今後、斎藤知事と接する部下たちは、身を守るために毎回徹底して、知事の言動を記録すればよいのです。ひと昔前の話題のドラマ「半澤直樹」のように、とにかく録音しまくるんでしょうね。

ヤバいと思ったらそれをリークできるようにすることで、保険をかけるわけです。

いや、知事が、先手を打って、職員に録音録画を禁じる、リークしたら守秘義務違反だといってきたらどうするのかって思いますか?

いやそれはどうみても自殺行為なわけです。録音されたら困ることをしてるんでしょ、って畳みかければいい。

それをするのは職員個人ではありません。職員組合が体張らなきゃ、、、。

斎藤知事を選んだ有権者とは全面戦争になるようにも思えますが、今回ばかりは有権者も雰囲気にほだされて投票しちゃった節があります。まさに民主主義のバグが起きてしまったのです。

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