
「ないものはない」をかけ言葉に、日本海に浮かぶ離島ならではの魅力を打ち出して、町おこしに成功し、Iターン移住者が続出している島根県海士町。
と、言う話は、行政評論家として10年以上前から知っていましたが、雇用ジャーナリストの海老原嗣生氏が語る、政府の地方創生事業批判の動画を見ていて、もてはやされてる海士町も、入りも多いが出も多いという主張をしていました。
実際、地元出身で東京・大阪などで暮らすも、Uターンで海士町に戻り、実家の旅館を継いだ中村徹也さんという方が、Iターンの人を受け入れる側の立場で、島に馴染めず去っていく人もたくさんいる、と遠慮なく語っているんです。里山暮らしでもそうですが、近所が全員知り合いになり、プライバシーがない、という世界が嫌だと、ついていけませんからね。
海と山、ゆったりした時間の流れ。多くの人が憧れる島暮らしだが、島移住のリアルはなかなか想像が難しい。今回登場する中村徹也さんは、島の暮らしを外からも内からも知る人物。都会から来る移住者が思い描く憧れも、受け入れる側の島民の気持ちもよくわかる。そんな彼に島移住を成功させるための心得を伺った。
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実際、海士町の人口は、ここ数年はほぼ横ばい。高齢者がお亡くなりになる自然減がゼロではない中で総人口が増えていない以上、転入者がたくさんいるのならば、転出者もたくさんいるということになりますね。
離島のデメリットを考えると、プライバシーだけではありません。医療など、生活サービスが人口集中地区と比べて劣るのはもちろんですが、離島生活っていまどきの通販生活には本当に不向きです。時間はかかるし、送料が別料金になりますからね、、、。
別に海士町をdisるつもりはありませんが、くれぐれも夢だけ見て移住し、後悔することのないように注意してください。
ちなみに、人口が多くて普通の都市的生活が送れそうに思える沖縄移住も、夢見がちに実行すると大変なことになります。たとえば、湿気が高すぎて、家じゅうのものがすぐカビる、、、それを防ぐためには24時間除湿を入れなければならず、電気代が半端ない、、、という現実があるのを知らない人が多すぎますよね。