書評『お互い40代婚』

ネットニュース記事で、『お互い40代婚』というコミックを試し読みし、面白かったので電子書籍を購入しました。実は6年前に出版された本ですが、全然色褪せていませんね。

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概要

三重県出身、東京在住のアラフォー独身女子が、ふとしたきっかけで年の近い40代男性と急接近し、伴侶になり、高齢出産ながら子どもにも恵まれ、幸せな生活を送っているという、とてもほっこりするコミック。

私自身は結婚が早いのですが、子どもができるのに時間がかかり、40代で親になりました。保育園や小学校で、親として肩身の狭い思いをすることが、正直言えばなくはありません。

そんな経験があったので、40代で親になった、著者のたかぎなおこさんとだんなさん(おつぐやん)のエピソードを見てとても共感したんです。

子供が成人するときは60代だな~、て考えてしまう場面は、身につまされるのですが、いやいや、某国民的アニメのフネさんとワカメちゃんの年齢差も一緒だ、と聞いて妙に安心。確かにそうなんですよね。

そんなこんなで、私にとってはとても読後感も良い本なのですが、一方で、読み手を選ぶ本でもあるような気がしています。

婚活中の人がタイトルに惹かれて読む場合は注意が必要

本の内容自体は文句なしです。問題は、読み手の受け取り方。

あくまでも人によるのですが、一番困るのは、こういうコミックを読んで、変に、「私もこの著者のように結婚したい、ならまだよいのですが、結婚できるはずだ」という思い込みを強めてしまうケースです。

こういうコミックになるくらいだから、この方の結婚は、この方の置かれた環境や、本人の性格、努力がもたらした「ご縁」であり、必ずしも誰でもマネできるわけでもありません。それがわかっていないと、、、というか、勘違いするようになってしまうと、本当に困った婚活者になってしまうだけです。

なぜそう思うのかと言うと、私は既婚者で子どももいますが、最近なぜか結婚相談所のYouTubeにはまっていて、興味深く見ています。この結婚相談所を主宰する来島さんの動画によると、世の中にはなぜ婚活しているのか理解不能になるほど性格がひん曲がった人がいるようです。

私は今から20年以上前に自然に出会って結婚できたのですが、そういう人生を拗らせたタイプの人と結婚しなくてよかった、、、。

最近話題のどこかの県知事じゃないですが、自分を顧みられない人って、本当に痛いなと思います。

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