電車で「席を譲ってくれ、替わってくれ」は「善意搾取」以外の何物でもない

子どもは夏休みが始まる3連休。期日前投票して、さっさと旅に出る人もいることでしょう。

そんな中、混雑した新幹線などで、子どもがかわいそうだから席を譲って(替わって)ほしいといわれモヤモヤしたという投稿やニュースが、毎年混雑シーズンに繰り返されます。

このニュースでは、新幹線の指定席(二人席の窓側)に座っていた人に対して、隣の席に座った人(子ども)と、連れの親(別の3人席の真ん中に座っている)の2人が並んで座れるように席を替わってほしいと言われたというもの。

正直これって、遣り甲斐搾取と同じような意味で、善意搾取なのだと思いますよ。

相手の善意に付け込んで、わらしべ長者をやる(等価交換じゃないことをする)とも言えるわけで。

私は恥じらいがあるから、どんなに苦しくてもそんなことは絶対に自分から頼みません。相手が進んで示した善意なら状況に応じて受けますけどね。

先日、夜9時まで大阪万博会場に子どもといて、駅までの混雑で夢洲駅到達が10時前、宿までの地下鉄は当然座れず、連れて行った小学生の子ども(高学年だけど体力ない)は電車の床に座り込んでしまったのですが、周りに聞こえるように「みんな疲れてるんだから椅子に座りたいなんて思っちゃダメだよ」と言い続けていました。

口に出さなくても、可哀そうだから譲ってほしいオーラを出している(視線を送っている)みたいに思われるのは、ホントにイヤですから。

こういう「やせ我慢?」が時に必要だと思います。

Follow me!