
石破総理が1回生議員に10万円の商品券を配っていた問題。
この間も、法務大臣が部下にお菓子を配ったことが問題になりました。
私が不定期に寄稿している講談社の「現代ビジネス」が、法務大臣が公選法違反となる寄附を疑われる「職員への差し入れ」をしていたことを報じている(注:私の寄稿ではない)。先日このサイトでも言及した石丸伸二氏の選挙運動の話もそうだが、選挙ルールはとにかく細かい。そのすべてを政治家が理解して足を踏み外さないように行動するのにも限度がある。繰り返し言ってきたことだけど、そういう細かいことはプロに任せて、ミスした時にはプロに責任を取ってもらえばいいと思う。
こうした事案は、認識によってはセーフ、あるいはアウトという案件なのかもしれません。
でも、たとえセーフであっても国民感情を害したことはたしかなんですよね。
たとえて言うと、「安全」(客観的基準)だけど「安心」(主観的基準)ではない、みたいな話というんでしょうか。
「再生の道」の石丸氏の都知事選挙のトラブルもそうですが、とにかく公選法や政治資金規正法が複雑すぎるんです。私は以前に現代ビジネスで、政治や選挙の法令遵守の専門職の資格制度を作るべきと主張しましたが、いっそのこと、全部AIにディープラーニングさせて、「○○やっても大丈夫?」って毎回確認してOKが出たものだけやったらどうかと思うのですが。
ちなみに、石丸伸二氏の問題は、斎藤兵庫県知事に似た重要な問題(まあ、石丸氏の方はギリギリセーフかも?)だと思っていましたが、文春砲のあとを他社が追いかけず、しぼんでしまいましたね。